ゾンビは本当に実在した? 「マイアミゾンビ事件」が超怖い

「ゾンビって本当に実在するの?」「映画の中の話でしょ?」

ゾンビ映画を見た後、多くの人がこう思うのではないでしょうか?

実際に私もゾンビに遭遇したことはないし、「今日、出勤前にゾンビと遭遇してさぁ。まいっちゃたよ」などと話している知り合いもいません。

でも世界には本当にゾンビは存在した!と思わせるような事件が数多く発生しており、今回紹介する「マイアミゾンビ事件」もそのひとつです。

この「マイアミゾンビ事件」は加害者が被害者の顔を食べてしまうという衝撃的な事件だが、以下の記事に閲覧注意なグロ画像などは貼っていないので、安心して読み進めて下さい。

事件発生

事件は2012年5月26日、フロリダ州マイアミのマッカーサーコーズウェイというマイアミとマイアミビーチをつなぐフリーウェイの脇道で発生した。

加害者は全裸の状態で被害者の顔に噛みつき、通報を受けて駆け付けた警官がやめるよう警告したが止まらなった。そのため警官は数発発砲、それでもなお加害者は噛みつきをやめなかったという。

仕方なく警官は犯人を射殺。やっと救出された被害者は左目、鼻、顔の皮膚の大半を失う重傷を負ったものの、なんとか一命は取り留めた。

現場付近にあった防犯カメラが18分に及ぶ、犯行の一部始終を撮影しており、事件後にその犯行映像がインターネットで拡散してしまった。

被害者の顔が食べられるというショッキングな事件。当時のマスコミは「ゾンビが実在した!」としてセンセーショナルに報道を続けた。

加害者はゾンビなのか?

ルディ・ユージーン容疑者

加害者の名前は「ルディ・ユージーン」当時31歳の黒人男性です。

ルディ・ユージーンは高校時代にフットボールをしており、有名な選手だったそう。
2005年に一度結婚をするも、2年後の2007年に離婚。その後、ホームレス生活を続けていたといいます。

事件当日、ルディは恋人と過ごしていました。午前2時に恋人の家を出て、車で友人宅に向かった。
友人をイベントに誘うも断られ、「一人でいく」と言い残し、友人宅を車であとにした。

途中、車を乗り捨て、犯行現場となった場所へ3マイル(約4.8キロ)以上も歩いて向かっています。
その日マイアミは異常な暑さで、ルディは途中で服を脱ぎ捨てていくという奇妙な行動をする。その中には運転免許証も捨てられていたそうです。

その後、マッカーサーコーズウェイの脇道で偶然、被害者であるロナルド・ポッポと出会った。ルディとポッポに面識はなく、全くの初対面だったという。

最初は和やかに話をする二人でしたが、突然ルディが聖書が盗まれたと言いだし、ポッポに詰め寄ります。当然、身に覚えのないポッポは否定しましたが、ルディは聞く耳をもたずにポッポに襲い掛かりました。

そしてあの凄惨な事件が起きてしまいます。

被害者について

被害者 ロナルド・ポッポ

被害者の名前はロナルド・ポッポといい、当時65歳の男性でした。事件現場付近で1983年ごろから30年近くもホームレス生活をしていて、不法侵入や窃盗などで24回の逮捕歴があります。

ポッポは左目、鼻、顔の皮膚の大半を失うという重傷を負ったものの、なんとか一命は取り留めた。

加害者のルディと同じくホームレス生活を送っていましたが、ルディとは面識がなく怨恨による事件ではないことがわかっています。

なぜ事件は起こったのか?

加害者ルディはなぜ被害者の顔を食べるという常軌を逸した行動をしたのでしょうか?

マスコミは当初、警官に発砲されても噛みつきをやめなかったことから「ゾンビは実在した!」と連日過激に報道しました。その中には加害者ルディが危険ドラッグのバスソルトを大量に摂取していたという報道もされていました。

※バスソルトとはメフェドミンが主成分の危険ドラッグであり、摂取すると幻聴、幻覚、錯乱状態などの症状や40℃以上の高熱が出ることがある。

そのため、ネット上では「マイアミゾンビ事件」はバスソルトという危険ドラッグが原因だったという情報が広まったが、バスソルトが原因だとする説はのちに否定されている。

なぜこのような誤報が広まってしまったのか?
これは事件現場にいた一人の警官が「犯人はドラッグの摂取により犯行に及んだ」という憶測で証言したことが原因とされる。

事件から約一か月後の6月27日に、ルディの遺体を検死した検死官が公開した捜査結果では、マリファナが検出されたのみであり、バスソルトや他の危険ドラッグ、アルコール、処方箋などは検出されなかったという。

また加害者ルディの友人であるボビー・シェリーさんは「ルディは熱心なキリスト教徒であり、危険なドラッグは毛嫌いしていた。頭痛薬も成分を気にして避けていたくらいだ。何か騙されて飲まされたのでは」と証言している。

事件から月日が経った現在でも、加害者ルディがなぜこのような凶行に及んだのか原因は判明していない。

被害者ポッポのその後

事件により、顔面のおよそ50%と両目の視覚を失った被害者ポッポですが、事件後にマイアミの地元民を中心に「ポッポを助けよう」というチャリティ活動が始まり、その寄付額は$100,700(当時のレートで約1030万)の寄付金が集まったといいます。

その後、入院したポッポは病院で度重なる再建手術を受けて順調に回復しました。

事件による精神的なストレスのケアも行われていますが、彼はとても明るく健康的に過ごしています。
これは長年のホームレス生活で培われた「一瞬、一瞬を強く生きる」という生き方のおかげであると語っています。

現在は体重も10キロ増え、杖を使って自力で歩けるようになりギターも習い始めたそうです。
さらに長年会えなかった家族にも再会することができたそうです。

顔を食べられるという壮絶な経験をしたロナルド・ポッポさん。

彼が今後の人生を穏やかに過ごせるよう、心から願うばかりだ。

最後に

まさにゾンビが出たと大騒ぎになるのも頷けるショッキングな事件の「マイアミゾンビ事件」

果たして加害者ルディ・ユージーンとはいったい何者だったのか?本当にゾンビだったのか?

真相は謎のままだが、事件後、彼の遺体の解剖が行われた際にルディの胃の中から人肉は発見されなかったと発表されている。つまりルディは顔を喰っていたわけではなく、引きちぎり吐き出していたという事である。

なぜそのような奇異な行動をしたのか、容疑者が死んだ今となっては全ては闇の中である。

もしかしたら将来来るかもしれないゾンビパニックの序章かもしれない‥‥。