『もし現実世界でバイオハザードが起こったら』 ゾンビウィルス・パンデミックの可能性が超怖い!

ゾンビ映画を見たあとって、いつもこう考えます。

「現実にゾンビの世界になることなんてあり得るのかな?」

もちろん現実の世界では映画のようなゾンビウィルスなど存在していません。
でも映画のゾンビに非常に似た症状と言われる「狂犬病」などのウィルスの存在。また軍事目的で秘密裏に、細菌兵器が研究・開発されているかもしれません。(まんまバイオハザードの世界ですね)

今、ゾンビウィルスが存在しないからといって将来も存在しないとは限りません。

前述した「狂犬病ウィルス」の突然変異、人間による細菌兵器の使用などゾンビウィルスが現実化する可能性は十分あると考えられます。

もちろん何も起きないに越したことはないですが、「そんなもの現実に起こるはずはない!」と思うより、「もしかしたらそういうことが起きるかも…」と多少の不安を持っていた方が、予備知識などを勉強し、将来の災害に備えられます。

「人間が想像できるものは実際に起こり得るものだ」という言葉がある通り、災害も例外ではありません。
ゾンビウィルスによるパンデミックも現実問題として考えるべき問題です。

パンデミックとは?

パンデミック(pandemic)とは感染症(特に伝染病)などが広い地域(または世界的に)で同時に流行すること。
「感染爆発」と呼ぶこともあります。

新型のインフルエンザが人から人へ感染するうちに世界的に広がり、大流行する状態を「インフルエンザ・パンデミック」といいます。

例えば鳥インフルエンザが、遺伝子の変異によって人の体内でも増殖するようになり、ヒトからヒトへ効率よく感染できるようになったら、ほとんどの人類は免疫を持たないため、感染は爆発的に広がり健康被害だけではなく、社会的影響も甚大になります。

世界保健機構(WHO)が策定している指標「警告フェーズ」は1から6番目まであり、数字が上がるほどパンデミックに近付くとされ、最悪事態のフェーズ6と判定された時「パンデミックが起こっている」と判断されます。

過去のパンデミック事例

世界的にもっとも有名なパンデミックといえば、1918年~1919年に発生した「スペイン・インフルエンザ」通称スペイン風邪でしょう。

世界中で感染者が発生し、その数は世界人口の3分の1ともいわれています。
死亡者数も4000万人から1億人と当時の資料によって幅がありますが、医療が今ほど発達していない当時は甚大な被害があったようです。

厚生労働省によれば日本では2300万人が感染し、39万人が死亡したと記録され圧倒的な犠牲者数を伴い、猛威を奮ったインフルエンザであるといえます。

近年では2009年にインフルエンザ(H1N1)2009ウィルスが大流行しました。多くの人が免疫を持っていなかったため大規模な流行が起きたが、厚生労働省はインフルエンザ2009ウィルスについて、通常の季節性インフルエンザとして扱い、対応も通常のインフルエンザ対策に移行しました。

日本で新型インフルエンザパンデミックが起こったら

厚生労働省が新型インフルエンザ(H5N1型など)が日本で大流行した場合の試算によると、日本では国民の約25%が感染し、最大64万人の死亡者数が出ると想定されています。

このパンデミックが発生すると社会は混乱に陥り、経済活動は大打撃を受け、企業や事業所では社員の半数規模が出勤不可能になると予測されます。

そのため新型インフルエンザ・パンデミックは最も現実的に起きうるであろうパンデミックとして、BCP(事業継続計画)の策定や、危機管理対策上、極めて重要なテーマとなっています。

自衛の手段として、家庭においても一定期間持ちこたえられる飲料水・食料の備蓄が必要です。
またパンデミックが発生してからでは、マスクや消毒用品の入手が困難であるため、早めの購入・備蓄がおすすめです。

ゾンビウィルスと違い、インフルエンザ・パンデミックは明日起きても不思議でないほど現実に起き得る問題です。自分の身、そして大切な家族を守れるのはあなたしかいません。

防災意識をしっかり持って、普段から生活するようにしましょう。

狂犬病が突然変異する可能性

ゾンビウィルスは体液の接触で感染を起こし、強い感染力、100%の致死率、そして感染者をゾンビに変貌させ凶暴化させます。

そしてこの特性は、実際に存在する「狂犬病ウィルス」に非常に似ています。

仮に狂犬病ウィルスが突然変異を起こし、ヒトからヒトへ感染するようになれば狂犬病ウィルス・パンデミックが起き、まるでゾンビパニックに陥ったように人々は混乱する可能性が高いです。

狂犬病とはどのような病気か?

狂犬病はかつて日本でも存在しており、1950年(昭和25年)に制定された「狂犬病予防法」以前には、毎年多くの犬と人間が発症して死亡していました。

しかし、その後ペットへのワクチンの義務化、野犬の駆除の徹底により1956年以降は日本で狂犬病の発症例はありません。

私も犬を二匹飼っていますので、毎年きちんと狂犬病予防注射を打ちにいっています。

このように政府の徹底した狂犬病予防のおかげで日本では狂犬病は撲滅したとはいえ、海外ではいまだ狂犬病が猛威を奮っており、世界では毎年5万人以上が狂犬病の犠牲になっています。

また海外へ行った日本人が、渡航先で狂犬病に発症し国内に持ち込まれるという可能性も否定できません。

狂犬病は非常に有名な病気で、あなたも名前と怖い病気というのは認識していると思います。
ではどのような症状で、どうして死に至るのかはご存知でしょうか?

狂犬病を発症するとどうなるか?

まず狂犬病に感染すると、有効な治療法はほとんどなく、致死率もほぼ100%と極めて恐ろしい病気です。
狂犬病からの生還は極めてまれで、世界で発症し、生還した例は6例しかないようです。
少ない症例ですが、狂犬病に勝つ抗体を持っている人間がいる以上、将来的に特効薬などの発明に期待したいですね。

狂犬病に感染した場合、発症するまで約1か月ほどかかります。最初は熱や咳など、風邪に似た症状から始まり、徐々に体の様々な臓器を弱らせていきます。

そして高熱が出始めると、ウィルスは脳にまで達し、抗うつ状態となり幻覚症状が現れます。この頃になると水が非常に怖いものと感じる「恐水症」、風が怖いと感じる「恐風症」を引き起こします。

「恐水症」とは水を飲むと喉が激しく痙攣し苦しくなってしまうので、水がとても恐いものと思い込み、水を見たり、音を聞いたりしただけで痙攣してしまう症状です。

「恐風症」も同じで顔に風が当たっても痙攣してしまうため、風に恐怖を感じるようになります。

そして末期状態になると精神錯乱を起こし、その後、激しい痙攣発作や全身の筋肉が麻痺し、最後は呼吸不全で死に至ります。

これだけでも十分恐ろしい病気ですが、狂犬病には前述した「麻痺型」ともうひとつ「狂騒型」というタイプがあります。

この「狂騒型」を発症すると患者は極度に興奮し、攻撃的な行動を取るようになります。

この「狂騒型」の狂犬病が突然変異を起こし、ヒトからヒトへ感染するようになればゾンビパニックは充分に起きるものだと考えられます。

最後に

発症すればほぼ100%の確率で死に至り、治療法はない狂犬病ウィルスですが、発症する前であればワクチン接種により発症を抑えることが出来ます。

しかしこれは既存の狂犬病ウィルスに対してであり、もし突然変異したウィルスであれば効果が発揮できるかわかりません。

「そんな夢みたいなこと起きるわけないだろ」と思われるかもしれませんが、病原菌の変異というものは、まだまだ解明されておらず、謎に包まれています。
こうした変異はいつも人間の想像の外側で起こります。

大事なことは「そんなこと起きるわけがない」と決めつけず、あらゆる可能性を考察し、頭の隅にいつも防災意識を持つということです。

ゾンビウィルス対策というと馬鹿にされるかもしれませんが、これは地震災害、インフルエンザ・パンデミック、または軍事侵略による社会機能の停滞などの既存の災害への備えに繋がります。

防災対策はどんな不測の事態でも効果を発揮します。そのため日頃からの防災意識を持つこと、食料品、医療品、防災グッズの備蓄を強くおすすめします。

それではお読みいただきありがとうございました!

※本記事は防災のための考察であり、決して狂犬病患者の方々を侮辱しているわけではありません。